アニメ「ドラえもん」の制作会社の社長の手記、「ドラえもんへの感謝状」を読んだ。
面白かった。
冒頭から、テレビ局との契約交渉シーンが面白かった。社名、人物名、全部実名で迫力がある。こういう実名契約話って昔話じゃないと出てこないんだよね。
高畑勲や宮崎駿がただのアニメ作家として出てくるのもすごいなあ、、、 。
梶原一騎と藤子不二雄Fが著者の結婚式でスピーチしたとか凄い絵だな。
ラストのドラえもん声優総入れ替えの話も凄かった。「死ぬまで演じたい。ドラえもん以外の役は降りた」と反対する声優を説得したのも凄いし、声優入れ替え後に大きく数字を伸ばして結果をきちんと残したのも凄いなぁと思った。
ただ、全体としては面白かったけど、ちょっと内容は薄め。あと、アニメ業界や藤子不二雄のエピソードは面白いけど、途中の著者の生い立ちは長すぎるなあ、、、。
☆☆☆☆★