「それでもボクはやってない」

痴漢えん罪裁判をテーマにした周防監督最新作。
映画評論家・前田有一の98点を信じて見に行きました。

なんつーか、濃すぎる。

脚本は練りに練られていて面白いですし、膨大なセリフを喋る役者の演技も凄かったです。

警察、検察、裁判官という国家権力の恐ろしさを、そして日本の刑事手続の矛盾を執拗に描きます。

夢も希望もない。。。

特に「刑事訴訟法」を習ったことがあるひとなら、その理想と現実、更にそうせざるを得ない理由までも、いちいち追体験できる秀作。