「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を吹き替え版で見た。やや面白かった。よく出来てる。2020年代の最新かつ最高峰ののCGとハリウッドで培われたコメディ制作ノウハウと任天堂への愛が詰め込まれた脚本、演出。

兄弟バディ、強いプリンセス、悪いだけじゃない悪役クッパ、ニューヨークの現実と地続きな仕事の話、ファンタジー、ゲームオブスローンズ みたいな国取り物語、そして、任天堂のゲームの世界観への洞察。

コミカルな拷問シーンって、考えるの大変だったろうなぁ。

謎の20世紀BGM。

ただエンタメ要素満載にした分、人間ドラマが薄く、映画として面白さが薄い。冒頭のマリオ一家のやりとりや、クッパの感情吐露、プリンセスの出自がちょっと人間ドラマだけど、それくらいしかないので、映画作品として見てると、途中で飽きてくる。

CGが凄い。

クッパがプリンセスを脅して結婚を迫るというシーンがイマイチかなぁ。それまでのクッパの描き方からすると、短絡的すぎる。