「なぜデジタル政府は失敗し続けるのか 消えた年金からコロナ対策まで」

書籍「なぜデジタル政府は失敗し続けるのか 消えた年金からコロナ対策まで」を読んだ。面白かった。

官公庁や地方自治体の情報システムはなぜ失敗するのか、という話を判りやすく整理してあって、基本的に政府側に十分な技官がおらず、判る人もすぐ異動してリセットされちゃうみたいな話を、システムや企業名の実例をあげてわかりやすく説明してあって、楽しめた。

こないだ読んだみずほのシステム障害の歴史とは違って、ちゃんと批評性があって、楽しめました。

惜しむらくは、デジタル庁(準備中)の平井卓也(デジタル改革担当大臣)のインタビューが全てをぶち壊しにしてしまっていて、こいつを更迭できるか否かがデジタル庁(準備中)の成否のメルクマールになるでしょう。