「リバー」

奥田英朗の小説「リバー」を読んだ。無茶苦茶面白かった。648ページの大長編だが、久しぶりに一気読みしてしまった。

猟奇殺人を軸に描く警察組織群衆劇。

警察組織の描写が丁寧で楽しめた。警察庁のキャリア官僚、栃木県警と群馬県警の縦割り、所轄、地検と言った組織のジレンマがキッチリ描かれてて面白い。

キャリア警察官僚にとって刑事畑というのは傍流で出世コースから外れる、だからリスクを取れるという話は知らなかった。

TBSドラマ「ラストマン」を見てて気になったのがこの警察組織(キャリア官僚と警視庁と所轄、ついでにFBI)の描き方が甘く、警察ドラマっぽいのに警察ドラマとしてイマイチだったので、、、。