「黒石 新宿鮫Ⅻ」

「黒石 新宿鮫Ⅻ」を読んだ。面白かった。最後まで楽しく読めた。県警と警視庁の管轄の話や、警視庁でも所轄と本庁の違いとかをミステリ小説として丁寧に描いていて、楽しめた。

逆に、警察内部のイザコザが薄い、長い割に話に大きな盛り上がりがない、中国人組織「八石」の人物関係が複雑で覚えづらいなどが気になった。鮫島が無茶をしない、葛藤があまりないような気がした。