ミステリ小説「虹を待つ彼女」を読んだ。
全体的なストーリーは可もなく不可もなく、という感じだったが、新しいものが沢山出てきてそこは面白かった。
人工知能やスマホアプリをテーマにした今どきのストーリーだが、読みやすく最後まで読めた。
ミステリ小説としての面白さはもうちょっとかなぁ、、、
出だしは良かったのだが、そこから先はちょっとストーリーが覚束ない。
登場人物の行動や心情が全体的になんか変な感じで、主人公が死んだ謎の女のことを好きになって彼女の人工知能を作るために強引な行動を取るのだが、そこの動機が弱いので、その後の無茶な行動もちょっと無理がある。
他の登場人物も、人物造形がイマイチで、できの悪い脚本のような不自然な行動と台詞をしゃべる。
じゃあ、ミステリ小説なので、すごいトリックが出てくるかというとそうでもなく、読み終わって「結局なんだったんだろう」という話だった。
囲碁ソフトと戦う囲碁の名人がちょっと面白かったかな。。。