糖質ダイエットの本を読んだ。
面白いところとイマイチなところが両方ある本だったが、全体的に話を広げすぎ。
糖質の害悪を歴史的生物学的な視点から考察してるが、肝心な理由付けが「らしい」「はずだ」のオンパレードで弱い。
糖質制限さえすれば、ダイエットから病気の治療、はては人類の発展まで大風呂敷を広げすぎている。
あとがきで、「これは仮説」と書いてあるが、仮説にしては検証しないで論証を展開しすぎている。
この検証レベルで本の中で大批判される糖尿病学会は少し怒ってもいいと思う。
ただ、カロリーの定義に切り込んでみたり、動物の消化の仕組みを援用したりして、話としては面白くて読みやすい。
私ばダイエットはカロリー計算だと信じてきたので、このカロリーの定義への問題提起はなかなか面白かった。が、論拠がイマイチだった。かな、、、