「稼ぐ経済学 「黄金の波」に乗る知の技法」

「稼ぐ経済学」を読んだ。
面白かった。
わかりやすく経済の流れと、投資について解説してある本でした。
著者のオススメは不動産投資で、都心の広めの物件を不況の時に割安に買え、というものだった。ごもっともではあるが、この「都心のファミリー向け物件を借金して投資用に買う」というのができるのは著者のような金持ちだけで、庶民にはそんなリスク取れないなぁと思いました。
リスクというより、そんな借金ができない気がする。
新しい本なので、最近の経済トピックスをフォローしてるので、今まで何が起こって、いま何が起こっているかをわかりやすく俯瞰できる良書だと思いました。
まとめると、株は割安局面は終わった。金は割高。外貨は相応。都心のファミリータイプマンションは割安、ということらしい。日本のリスクとしては、財政赤字と少子高齢化といういつもの話。
あと、効率的市場仮説は、長期的には当てはまるけど、短期的には当てはまらないという話は面白かった。
インデックス投資は損という話も知らない話だった。グロソブはクソという話は常識みたいだが、やはり、毎月配当というマジックワードは健在らしい。
個人投資家はプロのファンドマネージャより有利なのは、必ずしも毎期運用成績を上げる必要はないので、そこに個人投資家の勝機があるというのは、面白い話だった。
☆☆☆☆★