【2012春】情報セキュリティスペシャリスト試験 参考書ランキング

サマリー

情報処理技術者試験の「情報セキュリティスペシャリスト」、2012春の合格者が使用したテキストを集計して、「情報セキュリティスペシャリスト試験 参考書ランキング」を作成しました。
結論から言うと、「ポケスタ」と「情報処理教科書」がツートップでした。
従って、2013-2014合格に向けて、この2冊が合格者のおすすめ参考書と言っていいでしょう。

最新のランキングは[情報処理]タグからどうぞ

集計対象

集計対象は、2ch本スレでH24春の合格者が報告した【使用テキスト】を集計しました。
6/26時点で、テンプレ報告した合格者数は23人でした。
なお、一人が複数冊あげている場合はそれぞれカウントしました。

集計結果のまとめ

人気参考書のポケスタが1位。合格者の2.5人に1人が使う参考書となっている。(No.1)
翔泳社の情報処理教科書は、2位だが、合格教本に追いつかれつつある。(No.2)
合格教本は単独3位。(No.3)
過去問系は、「パーフェクトラーニング過去問題集」や「ITEC 本試験問題」と合わせると合計8人となり、合格者の3人に1人が何らかの形で過去問を解いていたことになる。(No.4,No.8,No.9)
また、集計結果の使用者数(のべ)合計は47人となっており、1人平均約2.7冊のテキストを使っていた。

分析

上記のまとめから簡単に分析すると、1位はポケスタだが、ポケスタは中・上級者向けであり、ベースの知識プラスアルファ用に、通勤電車や隙間時間に利用されていると考えるのが妥当だ。
とすると、翔泳社の教科書で知識をインプットして、過去問でアウトプットの練習をして、ポケスタでまとめ&通勤学習をするという学習スタイルが定番となってきたことが伺える。

結論

参考書ランキングとしてはポケスタが一位だが、定番の勉強方法としては「情報処理教科書+過去問+ポケスタ」という勉強方法が定番と言えるだろう。

その他感想など

合格教本とアリス、情報セキュリティ読本を使った合格者が増えたのが新しい傾向といえる。
合格教本については、教科書と比べて使いやすいと判断して、合格教本を選んだ合格者が増えたということだろう。
アリスについては、合格するための必須知識である『暗号化技術』を習得するための良書として、多くの合格者に支持されているのだろう。
情報セキュリティ読本については、IPA謹製ということで、セキュリティ初学者に支持されているのだろう。