香山リカと菊池誠の「信じぬ者は救われる」という本を読んでみました。
俗に言う「ニセ科学」についての対談をまとめた本で、2人が「ニセ科学を信じるなんてバカだよね」「そうですよね」というのを延々繰り返すだけで、深みに欠ける。どうせなら、ニセ科学の人たちを呼んで対談でもすればいいのに、2人で「あんなものを信じるなんてどうかしてる」って言うだけで終わる。
だから読んだ感想は「そうですね」の一言しかない・・・。このレベルだったら、ITmediaあたりで3ページぐらいの対談記事で十分なんじゃないだろうか。一冊の本にするレベルではない気がする。
それでも「トンデモ」の信奉者は読んでみる価値はあるかもしれないが、そもそもそういう人がこの本を読むとは思えないし、逆に私みたいに「トンデモ」が苦手な人は、スピリチュアルとか細木さんって中吊りでよく見るけどなにしてる人?、どこがトンデモなの?ってレベルなんですが、そんな私には何がトンデモかという部分が説明不足なので物足りない。
ただ、読みやすいと言えば読みやすいので、「トンデモ」話を速習したいひとには丁度いい本だと思う。
☆☆☆★★