1. 研修 - AWS Technical Essentials 1
AWSの基礎講座その1(1日間)で、AWSの概要座学講座です。「EC2って何?」というレベルから、簡単な用語とサービス概要を学習しました。品川の富士通ラーニングメディアで受講しました。
2. 研修 - AWS Technical Essentials 2
AWSの基礎講座その2(1日間)で、1の演習編です。2日連続で受けた方が効率いいです。1だけだと眠い座学のみなので、2必須です。演習は面白かった。
3. 研修 - Architecting on AWS
Essentialsで概要と用語を学んで上で、ITインフラ構築を学ぶ講座(3日間)。座学:3、演習:1くらいで、内容は濃かったです。
この研修、月島駅にあるNTTデータ先端研究所の佃オフィスで受講したのですが、研修内容や講師は良かったのですが、受講用PCが貧弱で、ボロいB5のdynabook1台+オマケの古いiPad mini1台という驚愕するほど貧弱な環境だった。
品川の富士通ラーニングメディアが、高スペックデスクトップPC+キーボード+19インチディスプレイ2台というごく普通レベルだったのに比べると、これが先端研究所と名乗る会社の研修設備なのか、、、と教室に入ったときにマジでびっくりした。
4. 書籍 - AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
- 作者:NRIネットコム株式会社,佐々木 拓郎,林 晋一郎,金澤 圭
- 発売日: 2019/04/20
- メディア: 単行本
NRI系の会社の人が書いた、AWS SAA用テキスト+模擬試験30問の本です。
AWSの研修テキストはGilmoreの電子テキストで、これが使いにくくて試験用には役に立たないので、この本を購入しました。
これ1冊で合格するのは無理ですが、研修で習ったAWSの各種サービスを一通り総復習するのに使いました。
AWSはサービスの更新が激しいので、買うならなるべく新しい物を買うのがいいかと思います。
5. オンライン問題集 - Whizlabs - AWS Certified Solutions Architect Associate
Whizlabs の概要
問題を多く解くために問題集として購入したのが、オンライン講座 Whizlabs の模擬試験(Practice Tests)です。
定価は $29.95ですが、よくセール価格で $19.95で売ってますし、私はカートに入れっぱなしにして一晩置いたら、割引クーポンがメールで送られてきて、結局 $11.97で買えました。
含まれる内容は以下の通りで、模擬試験とセクションテスト合わせて合計600問以上の問題(スマホ、PC可)に、38個のハンズオンラボが付いてきます。
- 7回分の模擬試験問題(455問)
- セクションテスト– CSAA最新試験バージョンの11の客観的/トピック別クイズ(175問)
- 合計600問以上の模擬試験問題
- AWS Certified Solutions Architect Associate Examの38のラボ
- ラボへの無料アクセス
- すべての問題に対する徹底的な説明
- 長所と短所を評価するレポート
- 無制限のアクセス
全部英語ですが、Google Chromeの翻訳機能と翻訳アドオンを使って解きました。(たまーに回りくどい理解しづらい翻訳になりますが、本番も似たようなもんなので、良い練習になります)
模擬試験(Practice Tests)
この講座のメインコンテンツが、本番と同じ形式の模擬試験(Practice Tests)、455問の問題集です。
これは結局、2周回しました。1周目はボロボロでしたが、2周目はコンスタントに合格ライン(70%)を取れるようになりました。
内訳は以下の通りです。量が多いので復習含めて時間がかかります。
クイズ | 問題数 |
---|---|
CSAA模擬テスト1 | 65 |
CSAA模擬テスト2 | 65 |
CSAA模擬テスト3 | 65 |
CSAA模擬テスト4 | 65 |
CSAA模擬テスト5 | 65 |
CSAA模擬テスト6 | 65 |
CSAA模擬テスト7 | 65 |
合計 | 455 |
「AWS CSAA 2020最新試験に基づく模擬テスト(SAA-C01およびSAA-C02)」ということで、新しい試験(SAA-C02)にも対応していくので、日本語の紙の本の発売を待つ必要はありません。
セクションテスト(Section Test)
セクションテスト(Section Test)は、VPCやS3と言ったサービスごとにまとめた問題です。
これは1周だけやって、解いて判らなかったサービスを、コツコツ地味に勉強して関連するラボをやったりしました。
内訳は以下の通り。模擬試験より難しいので、解いてて自信なくします。
トピック | 問題数 |
---|---|
Virtual Private Cloud(VPC) | 35 |
Simple Storage Service(S3) | 25 |
Elastic File System(EFS) | 10 |
APIゲートウェイ | 10 |
Elastic Container Service(ECS) | 10 |
AWS Lambda | 25 |
Elastic Block Store(EBS) | 10 |
SQS、SNS、STS | 10 |
ELBと自動スケーリング | 10 |
Route53 | 10 |
追加の質問 | 20 |
合計 | 175 |
ハンズオンラボ(Hands-on Labs)
ハンズオンラボ(Hands-on Labs)はAWS実機演習です。
AWSは実機で操作するのに金がかかるので、気軽に実機で試せないのですが、以下の38のラボを追加料金なしでAWSで演習できます。
研修の内容と被ってますが、何回も繰り返し無料で演習できます、というか時間的に全部できなかったので、ピックアップして演習しました。
「パブリックサブネットとプライベートサブネットを使用してAmazon VPCを最初から構築する」とか「AWSでのNATゲートウェイの作成」は頻出テーマなのですが、やっぱり本でいくら読んでも判りにくいので、ラボで理解するのが近道でした。
No. | ラボ名 | トピック | 所要時間(分) |
---|---|---|---|
1 | AWSコンソールへのアクセスとツアー | AWS | 15 |
2 | IAMの概要 | IAM、IAMポリシー、IAMユーザー、IAMグループ | 20 |
3 | Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)の概要 | EC2 | 30 |
4 | Elastic IPの割り当てとEC2インスタンスへの関連付け | EC2 | 45 |
5 | EC2インスタンスを作成し、RDCを使用してWindowsマシンに接続する | EC2 | 45 |
6 | Amazon Simple Storage Service(S3)の概要 | S3 | 30 |
7 | EC2インスタンスからのAMIの作成 | EC2 | 30 |
8 | Amazon S3のバージョニングを有効にする方法 | S3 | 30 |
9 | S3ライフサイクルポリシーの作成 | S3 | 30 |
10 | SNSトピックの作成とサブスクライブ、S3バケットのイベントの追加 | SNS、S3 | 30 |
11 | Amazon S3を使用して静的ウェブサイトを作成する方法 | S3 | 30 |
12 | AWS IAMロールを使用してS3にアクセスする | IAMロール、EC2、S3 | 30 |
13 | AWS CLIを使用したAWS S3マルチパートアップロード | S3、EC2 | 60 |
14 | Amazon Cloudfrontの概要 | Cloudfront、S3 | 60 |
15 | AWS Relational Database Serviceの概要 | RDS | 50 |
16 | AWS Elastic Load Balancerの概要 | Elastic Load Balancer(ELB)、EC2 | 30 |
17 | Amazon Auto Scalingの概要 | 自動スケーリング | 55 |
18 | Amazon RDSマルチAZとリードレプリカのデプロイ、フェイルオーバーのシミュレーション | オーロラ | 60 |
19 | CloudWatchを使用してリソースをモニタリングし、CloudWatchアラームとダッシュボードを作成する | Cloudwatch、アラーム、ダッシュボード | 45 |
20 | AWS Elastic Beanstalkの概要 | Elastic Beanstalk | 45 |
21 | AWS DynamoDBの概要 | DynamoDB | 30 |
22 | DynamoDBとグローバルセカンダリインデックス | DynamoDB | 45 |
23 | パブリックサブネットとプライベートサブネットを使用してAmazon VPCを最初から構築する | VPC、サブネット | 30 |
24 | AWSでのNATゲートウェイの作成 | NATゲートウェイ、EC2、VPC | 45 |
25 | AWS VPCでのレイヤードセキュリティの理解と構成 | EC2、VPC | 60 |
26 | AWSでの高可用性ウェブアプリケーションと踏み台インスタンスのデプロイ | 要塞ホスト、EC2、ELB | 60 |
27 | Cloudwatchでのイベントの作成 | CloudWatch、イベント | 30 |
28 | Amazon EC2インスタンスの起動、Amazon RDSインスタンスの起動、EC2インスタンスからのRDSの接続 | EC2、RDS | 55 |
29 | Amazon Lambdaの概要 | ラムダ、S3 | 30 |
30 | Amazon Cloudformationの概要 | クラウドフォーメーション | 30 |
31 | AWS CloudFormationで仮想プライベートクラウド(VPC)を作成する方法 | VPC、CloudFormation | 55 |
32 | スナップショットを使用した新しいEC2インスタンスの作成 | EC2 | 30 |
33 | Amazon EBSボリュームのサイズ変更 | EBS、EC2 | 45 |
34 | Amazon Auroraの概要 | オーロラ | 60 |
35 | Simple Queuing Service(SQS)の概要 | SQS | 45 |
36 | AWS Cognitoでのユーザープールの作成 | AWSコグニート | 30 |
37 | APIゲートウェイ-リソースとメソッドの作成 | APIゲートウェイ | 20 |
38 | API GatewayでCloudWatch Logsを有効にする | APIゲートウェイ | 30 |
このハンズオンラボ、一応クレジット上限2,000というのがあるのですが、ラボ1回20クレジットとかなので、使い切れません。実質無制限です。
最終テスト 2020バージョン(Final Test - 2020 Version)
最後に、最終テスト(Final Test - 2020 Version)というのがあります。
他の問題は回数無制限なのですが、この最終テストは3回しか受験できません。
私は本試験前々日に1回やって、前日にもう2回やって、潰しました。1回目で58/65(89.23%)で合格(Passed)でした。
クイズ | 問題数 |
---|---|
最終テスト 2020バージョン | 65 |
6. 公式模擬試験 - AWS 公式 オンライン模擬試験
公式の模擬試験を受験一週間前に受けました。
一応80%取れたのですが、この公式模擬試験、問題数は半分以下だし、解答解説なし、どれが正解でどれが不正解か判らないので、ストレスがたまります。
全部スクショ取って、自分で解答を検証するしかないです。大変でしたが、これはこれで勉強になりました。
本試験受験
本番は、788点で合格しました。
1週目を80分くらいで解き終わって、マークした問題を40分くらいかけて見直して、10分くらい残して終わりにしました。
その他
他に勉強したのは、公式のサンプル問題(SAA-C01とSAA-C02)です。
新試験は難しそうなので、旧試験に合格できて良かった。
あと、個人的な感想ですが、AWS SAA試験の最重要知識は以下のEBSのボリュームタイプの表です。各タイプの特徴を理解・丸暗記するよう努力しました。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/ebs-volume-types.html