AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトに一発合格しました

1. 研修 - AWS Technical Essentials 1

aws.amazon.com

AWSの基礎講座その1(1日間)で、AWSの概要座学講座です。「EC2って何?」というレベルから、簡単な用語とサービス概要を学習しました。品川の富士通ラーニングメディアで受講しました。

2. 研修 - AWS Technical Essentials 2

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AWSの基礎講座その2(1日間)で、1の演習編です。2日連続で受けた方が効率いいです。1だけだと眠い座学のみなので、2必須です。演習は面白かった。

3. 研修 - Architecting on AWS

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Essentialsで概要と用語を学んで上で、ITインフラ構築を学ぶ講座(3日間)。座学:3、演習:1くらいで、内容は濃かったです。

この研修、月島駅にあるNTTデータ先端研究所の佃オフィスで受講したのですが、研修内容や講師は良かったのですが、受講用PCが貧弱で、ボロいB5のdynabook1台+オマケの古いiPad mini1台という驚愕するほど貧弱な環境だった。

品川の富士通ラーニングメディアが、高スペックデスクトップPC+キーボード+19インチディスプレイ2台というごく普通レベルだったのに比べると、これが先端研究所と名乗る会社の研修設備なのか、、、と教室に入ったときにマジでびっくりした。

4. 書籍 - AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト

NRI系の会社の人が書いた、AWS SAA用テキスト+模擬試験30問の本です。

AWSの研修テキストはGilmoreの電子テキストで、これが使いにくくて試験用には役に立たないので、この本を購入しました。

これ1冊で合格するのは無理ですが、研修で習ったAWSの各種サービスを一通り総復習するのに使いました。

AWSはサービスの更新が激しいので、買うならなるべく新しい物を買うのがいいかと思います。

5. オンライン問題集 - Whizlabs - AWS Certified Solutions Architect Associate

Whizlabs の概要

www.whizlabs.com

問題を多く解くために問題集として購入したのが、オンライン講座 Whizlabs の模擬試験(Practice Tests)です。

定価は $29.95ですが、よくセール価格で $19.95で売ってますし、私はカートに入れっぱなしにして一晩置いたら、割引クーポンがメールで送られてきて、結局 $11.97で買えました。

含まれる内容は以下の通りで、模擬試験とセクションテスト合わせて合計600問以上の問題(スマホ、PC可)に、38個のハンズオンラボが付いてきます。

  • 7回分の模擬試験問題(455問)
  • セクションテスト– CSAA最新試験バージョンの11の客観的/トピック別クイズ(175問)
  • 合計600問以上の模擬試験問題
  • AWS Certified Solutions Architect Associate Examの38のラボ
  • ラボへの無料アクセス
  • すべての問題に対する徹底的な説明
  • 長所と短所を評価するレポート
  • 無制限のアクセス

全部英語ですが、Google Chromeの翻訳機能と翻訳アドオンを使って解きました。(たまーに回りくどい理解しづらい翻訳になりますが、本番も似たようなもんなので、良い練習になります)

模擬試験(Practice Tests)

この講座のメインコンテンツが、本番と同じ形式の模擬試験(Practice Tests)、455問の問題集です。

これは結局、2周回しました。1周目はボロボロでしたが、2周目はコンスタントに合格ライン(70%)を取れるようになりました。

内訳は以下の通りです。量が多いので復習含めて時間がかかります。

クイズ 問題数
CSAA模擬テスト1 65
CSAA模擬テスト2 65
CSAA模擬テスト3 65
CSAA模擬テスト4 65
CSAA模擬テスト5 65
CSAA模擬テスト6 65
CSAA模擬テスト7 65
合計 455

AWS CSAA 2020最新試験に基づく模擬テスト(SAA-C01およびSAA-C02)」ということで、新しい試験(SAA-C02)にも対応していくので、日本語の紙の本の発売を待つ必要はありません。

セクションテスト(Section Test)

セクションテスト(Section Test)は、VPCやS3と言ったサービスごとにまとめた問題です。

これは1周だけやって、解いて判らなかったサービスを、コツコツ地味に勉強して関連するラボをやったりしました。

内訳は以下の通り。模擬試験より難しいので、解いてて自信なくします。

トピック 問題数
Virtual Private Cloud(VPC 35
Simple Storage Service(S3) 25
Elastic File System(EFS) 10
APIゲートウェイ 10
Elastic Container Service(ECS) 10
AWS Lambda 25
Elastic Block Store(EBS) 10
SQS、SNSSTS 10
ELBと自動スケーリング 10
Route53 10
追加の質問 20
合計 175

ハンズオンラボ(Hands-on Labs)

ハンズオンラボ(Hands-on Labs)はAWS実機演習です。

AWSは実機で操作するのに金がかかるので、気軽に実機で試せないのですが、以下の38のラボを追加料金なしでAWSで演習できます。

研修の内容と被ってますが、何回も繰り返し無料で演習できます、というか時間的に全部できなかったので、ピックアップして演習しました。

「パブリックサブネットとプライベートサブネットを使用してAmazon VPCを最初から構築する」とか「AWSでのNATゲートウェイの作成」は頻出テーマなのですが、やっぱり本でいくら読んでも判りにくいので、ラボで理解するのが近道でした。

No. ラボ名 トピック 所要時間(分)
1 AWSコンソールへのアクセスとツアー AWS 15
2 IAMの概要 IAM、IAMポリシー、IAMユーザー、IAMグループ 20
3 Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)の概要 EC2 30
4 Elastic IPの割り当てとEC2インスタンスへの関連付け EC2 45
5 EC2インスタンスを作成し、RDCを使用してWindowsマシンに接続する EC2 45
6 Amazon Simple Storage Service(S3)の概要 S3 30
7 EC2インスタンスからのAMIの作成 EC2 30
8 Amazon S3のバージョニングを有効にする方法 S3 30
9 S3ライフサイクルポリシーの作成 S3 30
10 SNSトピックの作成とサブスクライブ、S3バケットのイベントの追加 SNS、S3 30
11 Amazon S3を使用して静的ウェブサイトを作成する方法 S3 30
12 AWS IAMロールを使用してS3にアクセスする IAMロール、EC2、S3 30
13 AWS CLIを使用したAWS S3マルチパートアップロード S3、EC2 60
14 Amazon Cloudfrontの概要 Cloudfront、S3 60
15 AWS Relational Database Serviceの概要 RDS 50
16 AWS Elastic Load Balancerの概要 Elastic Load Balancer(ELB)、EC2 30
17 Amazon Auto Scalingの概要 自動スケーリング 55
18 Amazon RDSマルチAZとリードレプリカのデプロイ、フェイルオーバーのシミュレーション オーロラ 60
19 CloudWatchを使用してリソースをモニタリングし、CloudWatchアラームとダッシュボードを作成する Cloudwatch、アラーム、ダッシュボード 45
20 AWS Elastic Beanstalkの概要 Elastic Beanstalk 45
21 AWS DynamoDBの概要 DynamoDB 30
22 DynamoDBとグローバルセカンダリインデックス DynamoDB 45
23 パブリックサブネットとプライベートサブネットを使用してAmazon VPCを最初から構築する VPC、サブネット 30
24 AWSでのNATゲートウェイの作成 NATゲートウェイ、EC2、VPC 45
25 AWS VPCでのレイヤードセキュリティの理解と構成 EC2、VPC 60
26 AWSでの高可用性ウェブアプリケーションと踏み台インスタンスのデプロイ 要塞ホスト、EC2、ELB 60
27 Cloudwatchでのイベントの作成 CloudWatch、イベント 30
28 Amazon EC2インスタンスの起動、Amazon RDSインスタンスの起動、EC2インスタンスからのRDSの接続 EC2、RDS 55
29 Amazon Lambdaの概要 ラムダ、S3 30
30 Amazon Cloudformationの概要 クラウドフォーメーション 30
31 AWS CloudFormationで仮想プライベートクラウドVPC)を作成する方法 VPC、CloudFormation 55
32 スナップショットを使用した新しいEC2インスタンスの作成 EC2 30
33 Amazon EBSボリュームのサイズ変更 EBS、EC2 45
34 Amazon Auroraの概要 オーロラ 60
35 Simple Queuing Service(SQS)の概要 SQS 45
36 AWS Cognitoでのユーザープールの作成 AWSコグニート 30
37 APIゲートウェイ-リソースとメソッドの作成 APIゲートウェイ 20
38 API GatewayでCloudWatch Logsを有効にする APIゲートウェイ 30

このハンズオンラボ、一応クレジット上限2,000というのがあるのですが、ラボ1回20クレジットとかなので、使い切れません。実質無制限です。

最終テスト 2020バージョン(Final Test - 2020 Version)

最後に、最終テスト(Final Test - 2020 Version)というのがあります。

他の問題は回数無制限なのですが、この最終テストは3回しか受験できません。

私は本試験前々日に1回やって、前日にもう2回やって、潰しました。1回目で58/65(89.23%)で合格(Passed)でした。

クイズ 問題数
最終テスト 2020バージョン 65

6. 公式模擬試験 - AWS 公式 オンライン模擬試験

aws.amazon.com

公式の模擬試験を受験一週間前に受けました。

一応80%取れたのですが、この公式模擬試験、問題数は半分以下だし、解答解説なし、どれが正解でどれが不正解か判らないので、ストレスがたまります。

全部スクショ取って、自分で解答を検証するしかないです。大変でしたが、これはこれで勉強になりました。

本試験受験

本番は、788点で合格しました。

1週目を80分くらいで解き終わって、マークした問題を40分くらいかけて見直して、10分くらい残して終わりにしました。

その他

他に勉強したのは、公式のサンプル問題(SAA-C01とSAA-C02)です。

新試験は難しそうなので、旧試験に合格できて良かった。

あと、個人的な感想ですが、AWS SAA試験の最重要知識は以下のEBSのボリュームタイプの表です。各タイプの特徴を理解・丸暗記するよう努力しました。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/ebs-volume-types.html