「会社法対応 会計のことが面白いほどわかる本」

「基本の基本編」というだけあって、会計とは何かから始まって、バランスシートやPLの読み方について、本質的な部分に絞ってわかりやすく解説してありました。

簿記ではなく、会計用の本。「簿記は帳簿の細かいところが判るだけで、その数字が経営上どんな意味を持っているのかは判らない」と。そして「株式会社とは何か」という本質的な部分を意識して話が進むため、会計の本質を理解するのに適していると思います。

あと、まこなこみたいに(w、会話形式で話が進むため、非常に読みやすいです。絵本みたい。ただ、「詳しくは理解編で」というのが多いのが少し目に付いたのと、同じような話が延々続くせいか、途中で飽きました。。。

ただ、いちばん衝撃だったのは、著者が1975年生まれ、というところ。最近、こういう同年代のスゴイヤツ、というのがすごい目に付くようになったなぁ、、、って。

あと、「株式会社は株主の所有物であるというのは間違い。これらは仕組みそのものだから」という話は、昨今のコーポレートガバナンスに関する問題と関連して、とても興味深かったです。