恐れを知らぬ川上音二郎一座@シアタークリエ

日比谷にできた新劇場「シアタークリエ」のこけら落とし公演、「恐れを知らぬ川上音二郎一座」を見に行ってきました。作・演出は三谷幸喜で、主演はユースケサンタマリアと常盤貴子

ストーリーは、明治時代の劇団「川上座」が米国で「ベニスの商人」を上演する舞台裏を描いた、三谷お得意の"劇中劇"もの。演出が徹底してバカバカしさを追求してて、過去作品で言うなら「ショー・マスト・ゴー・オン」と「彦馬がゆく」(どちらも傑作です)の面白さを足し合わせたような作品でした。

2ヶ月公演という長丁場のちょうど折り返し地点と言うことで、役者はちょっと疲れ気味な感じでしたが、それでも、ユースケサンタマリアは面白いし、常盤貴子は美人だし、堺雅人は相変わらずいい男で、脇には上手い役者が揃ってて、そして、20分の幕間を挟んだ3時間超の長尺な作品にも関わらず全然飽きない、すごく笑える(←これが一番重要・笑)お芝居でした。

ちなみに全席指定12,000円(!!)。たっけーなーと思いましたが、劇場を見て納得。たった611席というかなり小さな劇場で、これであの面子ならしょうがないかなーと思いました。