「Ray/レイ」

 とても面白かった。二時間四十分という尺の長さも全然気にならない(正確には、トイレに行きたかったのでちょっと気になった・笑)、重厚な映画だった。役者も素晴らしい、特に、盲目のピアニスト兼ボーカリストという主人公を完全に演じきっている。

 金と女とクスリ。というオーソドックスなショービジネスの世界もバランス良く描かれていたし、なにより、音楽がいいのだ。押井守が「映画の半分は音楽だ」ってどっかで言ってたけど、ほんとその通りで、この映画はR&Bという重厚なサウンドが全編に渡って流れていてとても楽しい。

 僕みたいな、音楽好きな映画好きにオススメ。