「著作権とは何か」

著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書)
福井 健策
集英社
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「著作権とは何か」を読んだ。Twitterで薦められた本。まさに著作権とは何かを判りやすく説明した良書。難しいことを判りやすく説明するのは難しい。のだ。

この本から、MADや同人誌と言ったいわゆる二次創作も立派な表現行為、創作行為であると解釈した。この本ではシェイクスピアを引き合いに出し、彼は既存の著作をベースに自分のオリジナリティを付加して新たな価値をつくり出したと例示している。

、、、と言った細かい話よりかは大局的な視点の話が多い本ですが、総じて、"著作権利者へのインセンティブによる表現行為へのドライブ"と"知的文化財の共有による表現行為へのドライブ"のバランスを大事にして、"人類の文化の発展"という立法趣旨を忘れないことが大事やんなーとおもた。

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あと、ダンスの振り付けには著作権はないと勘違いしてた。この本によると条文に「舞踊」(第十条一項の三)として例示列挙されてるって。知らなかったか忘れてた(汗。どこでどう勘違いしたのか。条文ちぇっくせずに人から聞いた話を鵜呑みにしてしまた。。。

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