「社長失格」

ハイパーネットの創業話「社長失格」を読んだ。
面白かった。
起業家本人が書いたとは思えない読みやすい小説と回顧録のハイブリッドな文体が読ませる。
90年代にこんな会社を起こして潰れて、98年というインターネット普及期にこんな凄い本を出してたなんて全然知らなかった。
ベンチャー企業が成功した話を本にしたものは多いけど、ここまで詳細に破産するまでを書いてる本はとても新鮮だった。債権者や銀行に追い込まれていく過程が凄まじい。
90年代後半当時、私がインターネットにはまった頃だったが、ハイパーネットなんて聞いたことなかった。
広告付き無料プロバイダがあったのは雑誌とかによく広告出てた気がするがあれだったのかな。
当時はプロバイダ代より電話代の方がネックだった印象が残ってる。テレホーダイ世代なのだ。