東野圭吾おすすめ小説まとめ

今や大ベストセラー作家の東野圭吾さんですが、私も昔から好きで彼の小説を沢山読んでいます。
人気になると寡作になる作家が多い中、いまも多作で嬉しいです。
今まで読んだ中で面白かった作品をまとめてみました。
東野圭吾のおすすめ小説5冊です。

白夜行

東野圭吾の最高傑作は「白夜行」です。
少年少女の生い立ちを短篇を紡いで長篇を構成するモザイク構造で描いたミステリ小説。
内面描写を一切排除した主人公の描写が好きで、発表当時、そのテーマ性と面白さから天童荒太の「永遠の仔」と合わせて大評判になった作品です。
何回読んだか判らないほど面白い。
2000年のこのミス2位。

「新参者」

加賀シリーズの正統派本格の名作。
短篇を集めて長篇にした物語で、ストーリー、トリック、人間がどれも面白く、特に、下町を魅力的に描いていて楽しく読めました。
2010年のこのミス1位。

「秘密」

妻の意識が娘に乗り移ってしまったという、「それ何てエr(略」みたいな小説。
発売当時、広末涼子主演で映画化されて、良くも悪くも評判になった作品です。
ただ、誰がなんと言おうと、”面白い小説”だと思います。(女性には「気持ち悪い」と評判悪いみたいですが)
「秘密」は”感動小説”とくくられることが多いのですが、彼のエッセイで「"秘密"は実はコメディとして考えていた」というのはびっくりしました。
1999年のこのミス9位。

容疑者Xの献身

今やドル箱シリーズとなったガリレオ先生シリーズの長編傑作ミステリ。
東野圭吾の得意な「本格ミステリ×人間関係」というのを上手に描いた東野流本格系ミステリのひとつの到達点だと思う。とても面白い小説。
2006年このミス1位。直木賞受賞作。

「宿命」

20年前に僕が初めて読んだ東野作品で、彼にハマるきっかけになった本。
今読むとすっきりしたストーリーだが、「本格ミステリ×人間関係」という彼のミステリ小説の良さが詰まった良作。
最初の一作がつまんないと他のを読む気になることはないので、これを貸してくれた友人には多謝。