たしかこないだ、やる夫シリーズで「打ち子」というものを初めて知って、そこでこの本がアフィリ紹介されてて読んでみました。
パチンコ産業は29兆6340億円という日本の産業の中でも非常に大きな産業規模を誇る。どれくらいの規模かというと、競馬3兆円、競輪1兆円、競艇1.1兆円、宝くじ1兆円、自動車関連が41兆円、医療関連が31兆円。
しかしながら、たとえば超優良企業のパチンコホール会社に上場している会社はないなど、どうしてもアングラな雰囲気が漂う。それはなぜか。そして、その凄まじいお金はどこに流れているのかを、インタビューをもとにまとめたルポルタージュ本です。
パチンコ産業にアングラな雰囲気が漂う主な理由は、警察がギャンブルと認めずに曖昧な状態なままにして利権に巣くっているからで、凄まじいお金はその利権やらなんやらに吸い上げられるという業界の仕組みが悪いと断じています。
非常に読み応えがあって面白かったです。そもそもパチンコ業界の利権構造について論じるのはタブーみたいな感じらしく、また私自身パチンコをやらないのでそもそもよく知らないため、1つ1つの話が新鮮で「へー、こんな世界があるんだ」って感じで、面白かったです。
☆☆☆☆★
■やる夫ブログ やる夫が打ち子をやって酷い目にあったそうです
http://yaruomatome.blog10.fc2.com/blog-entry-226.html