「ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか」

それまで細々と流行っていたものが爆発的に普及する瞬間のことを、ティッピングポイントと名付け、それについて詳細に調査、分析しています。

これ自身は洋書なので、例としていろいろあげられているが米国の例ばかりだが、最近の日本で言うなら、やはりmixiがその最たる例だと思う。

たった2年ぐらいで、100万人に普及し、その継続的利用率の高さと、独占的なシェアを獲得したmixi。読めば読むほど、なぜ、mixiがここまで普及したのかと重ね合わせざるを得ません。

このティッピングポイントが訪れるには、いくつかの要因があるが、そのひとつに、媒介者と呼ばれるとにかく顔の広い人というのがあります。mixiの場合、mixiGraphを使えば一目瞭然で、その人を媒介にすると、だいたいのマイミクさんにたどり着くことができるはずです。

たしか、以前のmixiの社会学調査の時も、あらゆるマイミクさんには、5〜6段階でたどり着けるということが発表されていたと記憶している。人間関係を視覚化できるというmixiの特性を利用して、ティッピングポイントの存在を検証していると言える。

・・なんて言うネタ、社会学が好きな人や、マーケ屋さんにおすすめの一冊。