「裏カジノディーラー」

裏カジノディーラー

裏カジノディーラー

事実をベースにした小説「裏カジノディーラー」を読んだ。とても面白かった。

著者のこれまでの経験をベースにした小説なので、いわゆるミステリ小説の創作的な盛り上がりはあまりないし、小説家ではないせいか文章の上手さはそれほどでもないが、それでも「事実は小説よりも奇なり」という感じで、充分面白いストーリーだった。

まず、裏カジノという違法業界の世界を知ることができて面白い。また、違法な業界といえども、カジノディーラーはあくまでカジノで仕事をする職人であり、職人の成長ストーリーとしても楽しめる。

手仕事と呼ばれるイカサマをしかけて、金持ちの客(太い客)をいかに楽しませて儲けるかというのは、投資詐欺とか生命保険の勧誘に似てるなと思った。

専門用語や業界の説明が最小限で、判りづらいところもあるが、簡潔で読みやすかった。

こういう事実をベースにしたフィクションをドラマにするのが流行ってるので、ぜひNetflixあたりでドラマにしてほしいなぁと思った。

「SMAP解散騒動の全内幕」

SMAP解散騒動の全内幕

SMAP解散騒動の全内幕

SMAP解散騒動の全内幕」を読んだ。面白かった。解散決定前の解散騒動を割と客観的に書いていて、ジャニーズ側の大本営発表とそうでないものを選り分けていて、判りやすく読めました。匿名座談会は雑談レベルでイマイチだった。

「二重国籍と日本」

二重国籍と日本 (ちくま新書)

二重国籍と日本 (ちくま新書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2019/10/08
  • メディア: 新書

二重国籍と日本」を読みました。面白かった。台湾の扱いについては、政治的な色合いが強すぎてなかなかピンとこないが、国籍法の国籍喪失条項の違憲裁判については、もう最高裁違憲判決が出てるのかと思ったら、裁判始めたばかりっぽくて、びっくりした。応援したい。

法務省の窓口が勝手に「国籍離脱かと思って離脱させておいた」みたいなクソみたいな運用をやってるって、法務省のクズ官僚はいつまでこういうアホなことばっかり続ける気なんだろう。。。

日本国籍の証明書ってあるのかなと思ったら、あの謎の制度「戸籍」が国籍証明書代わりになって、戸籍を元に発行するパスポートがほぼ唯一の国籍証明書としての使い道となっているのが、制度としてイマイチ。

あとキャッチーな話題のせいか、蓮舫議員と大坂なおみさんの話題がしつこい。

www.asahi.com

「アグリー・デリシャス」

www.imdb.com

ドキュメンタリー「アグリー・デリシャス」を見た。イマイチだった。ブレイキングバッドを見てて、そこにフライドチキン屋さんが重要な役どころとして出てくるのだが、この米国のフライドチキンというものについて描いた「フライドチキンが背負うもの」を見たくて見ました。

そのフライドチキンの話はまぁまぁ面白かったのだが、それも含めシリーズ全体的に各話の構成がかなり雑多な作りで、文化的な背景を雑多に説明しつつ、うまいうまいと言いながら食う、みたいな構成で、ちょっとはまるほどではない。という感じでした。

「キスから始まるものがたり」

filmarks.com

Netflix映画「キスから始まるものがたり」を見た。可もなく不可もなく。

話の展開は、中だるみがちょっと気になったけど、最後の方はテンポが良くて面白かった。

ただ全体的にこれが高校生の話なのかぁ、、、と言う目で見てしまう。

なんつーか、ロサンゼルスの金持ちティーンエイジャーってこんなんなのか?ってびっくりしてしまう。

豪邸で100人以上の高校生がパーティしてプールに飛び込むとか別世界過ぎる。日本でも慶應高校生とかだとこんなんなんだろうか。

あとロサンゼルスの高校生が、ダンスダンスレボリューション小室哲哉の「Be together」やってて不思議な感じ。

「日産vs.ゴーン」

日産vs.ゴーン 支配と暗闘の20年 (文春新書)

日産vs.ゴーン 支配と暗闘の20年 (文春新書)

日産ルポ本「日産vs.ゴーン」を読んだ。とても面白かった。

ゴーン逮捕に至るまでに過程をなるべく客観的に描いていて、しかも内容が面白い。

ゴーンさん単独犯という話じゃなくて、完全に企業体質の問題で、病巣は深い。

これ読むと日産の車は買う気しなくなるわなぁ。。。

これNETFLIX でドラマにしたら世界に受ける気がするが、HBOのチェルノブイリみたいに登場人物が英語喋るのかな。