「火花」

火花 (文春文庫)

火花 (文春文庫)

小説「火花」を読みました。

面白かった。

読みやすくて、キャラクターは面白くて楽しめました。

ただ、文学小説っぽい小難しい書き方が目立つのと、ストーリー自体は何か大きな流れがあるわけではなく、それほど面白いものではなかった。

「新・所得倍増論」

日本の生産性の低さについて書かれた本、「新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋」を読んだ。

可もなく不可もなく。

本の大半を「日本は生産性が低い」という話を延々としていて、特に目新しい話はない。

銀行の窓口は3時で閉まるし、電子振り込みも3時以降は翌日扱いとか意味不明、それを指摘するとこれまた意味不明な反論が返ってきた、みたいな具体的な話は面白かった。

人口が減ってるんだから今までみたいな経済成長は無理、ヨーロッパの国みたいにITを使って生産性を上げるべき、という話でした。

戦争とか大恐慌みたいなリセットスイッチがないと無理な気がするが。

「新・観光立国論」

観光の本「新・観光立国論」を読んだ。

面白かった。

日本の誇る「おもてなし」が外国人観光客にとって、ピント外れで不快なものだという話が、分かりやすく書かれている。

上客を呼ぼうという話に出てくる超富裕層が泊まるホテルの相場は、1泊4万ドルから9万ドル、、、すげー。

「図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」

山崎元著の資産運用マニュアル「図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」を読んだ。

判りやすくて面白かった。

内容は他の山崎元新書とだいたい同じ内容だが、余計なエクスキューズはばっさり省略して、初心者向けに相当内容が絞り込まれている。

なので他の著作を読んでる人はこの本を読む必要はないと思います。

この本の使い途としては、他の人への投資信託の説明に使えると思いました。

たとえば、毎月分配型を売りつけられそうな高齢の父親に、インデックスファンドやらNISAやら毎月分配型やら投資信託の用語を説明する資料として、使いやすい本だと思いました。

この本、前著の「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」の副読本かと思ったら(前著に比べて安いしページ数が少ないし)、そうではなくて、前著のアップデート版らしい。

詳しく読み比べてないですが、だいたい同じ内容だと思いました。

いちばんの違いは本のサイズが大きくてわかりやすいところと、つみたてNISAとかの最新の話題がフォローされているところかと。

ちょっと気になったのは、先日発売された「楽天・全米株式インデックス・ファンド」について触れてないところですが、出たばっかで載せるのは早いからだろうか。

「首都圏で資産を築く! 王道の不動産投資」

首都圏で資産を築く! 王道の不動産投資

首都圏で資産を築く! 王道の不動産投資

不動産投資の本を読んだ。面白かった。投資のエッセイではなく、マニュアルに近い。なので面白いというよりかは役に立ちそう。銀行や不動産屋との付き合い方の話は面白かった。

「「資格の天才」ヤマモトの行政書士一発合格塾」

行政書士勉強法の本を読んだ。イマイチだった。出版年度が古いので内容も古いのは仕方ない。勉強法というよりかは試験制度の話が中心だった。

「久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった」

久米宏のテレビの歴史を綴った本を読んだ。

とても面白かった。

ニュースステーションの作り方」みたいな内容で、開始当初から途中の契約解除状態期間、最終回まで、読みやすく書かれていた。

Nステの細部までこだわった上でのあの飄々とした語り口だったんだなあとびっくりした。

ただの司会者ではなく、プロデューサー的なこともやって、話す内容からセットや衣装、小物から何から何まで、視聴者目線で考えつつ、帯番組を毎日やるのは、とても大変なんだなあ、と思った。

あと、タモリ久米宏の後輩というのは意外だった。タモリのほうが年上のイメージだった。