稲盛和夫さんが経営者の視点から会計学を語った本、「実学」を読んだ。
滅法面白かった。管理会計とは何の役に立ち、どう役立てるかと言うのが判りやすく説明されてる本でした。JALの破綻やオリンパスの背任を予言したかのような、会計こそ経営の生命線みたいな話だった。
「売上を最大に、経費を最小に」や「値決めは経営である」と言った話は非常にわかりやすい話だった。会計を知らずして経営はできない、と。
また、従業員の幸せこそ大事であり、そのためには経営者も従業員もクリーンでないといけない。相互監視は役員や従業員をダークサイドの落とさないための大事な仕組み、というのはなるほどと思った。
非常に真摯な人なのだなぁと思った。オリンパスも彼を経営者に迎えるべきだった。
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