「不信 ~彼女が嘘をつく理由」

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三谷幸喜作・演出の芝居「不信 ~彼女が嘘をつく理由」を観た。

イマイチだった。

役者の演技は良かった。優香さんの狂気をかいま見せる弾けた演技は見応えがあった。

それに比べてストーリーが弱い。

まず、まともな人間が誰もいないので、感情移入できるキャラクターがいない。そのため、変な人が集まっただけのストーリーになってしまっている。

まいた種は回収するというか、作中の表層的なネタは割れるのだが、なんでこんな変なやつが集まったのかという根本的な謎は一切解決しない。

みんな本当は狂気を持っている、みたいな話なのかもしれないが、やはりワトソン役や探偵役がいない話は、しんどい。消化不良。

多くの台詞があとの伏線になっているのだが、それが露骨というかわかりやすすぎて、先の読めない展開というのがなくて、面白くない。

このお芝居で一番びっくりしたのはラスト。この後、話が盛り上がると思ったらいきなり終わって「え、これで終わり!?」という驚きが最大の驚きだった。

(あと上演後、ロビーに山ちゃん(山寺宏一さん)がいたのも驚いた)

これ観て次作の「子供の事情」を観ようかどうか迷ってしまった。(チケット高いし)

あと、上演中天井からカチカチ謎の音が断続的に続いてうるさかった。スモーク炊く音だろうか。

それに合計120分しかやらないのに、60分*2幕に分ける理由もよくわからない。途中で緊張感が途切れてしまった。

「全面改訂 ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」

改訂版「ほったらかし投資術」を読んだ。面白かった。が、書き手が入り組んでいて判りにくかった。初版みたく書き手を章ごとに分けた方が良かった。
巻末のETF運用者インタビューは面白かった。

「週刊ダイヤモンド 上げ下げマンション大調査」

週刊ダイヤモンド、不動産特集号を読んだ。可もなく不可もなく。とりたてて新しい話もなく、マンションが高くなって売れなくなってきたという話。

「ブリッジ・オブ・スパイ」

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「確定拠出年金の教科書」

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「雪煙チェイス」

雪煙チェイスを読んだ。面白かった。警官と大学生の追いかけっこが面白かった。
東野圭吾のスノボものは、「パウダースノーを求めてやまないボーダー」というのがよく出てくるが、あまりによく出てくるので最近飽きてきた。
映画にしやすそうな小説だな。プロデューサー受けしそうな小説。小説ファンは誰も見ない系の映画。