三谷さんの新作映画「スオミの話をしよう」を見た。可もなく不可もなく。役者と豪邸セットは素晴らしいが、脚本がイマイチ。特に大笑いでもなく、社会的な問題提起というのもなく、深いキャラがいるわけでもなく、のっぺりした作品。
もうちょっとスオミを掘り下げるか、個々の男優を掘り下げて全8話とかのドラマにするならまだしも、全員中途半端。
本作品の最大の謎である「いかにしてスオミはこうなったのか」という謎が掘り下げられずに終わってしまったのも残念だった。
1人の女を巡る物語であれば、舞台「コンフィダント・絆」があるが、それに比べるとかなり浅い。最後にまだ何かあるのかなと思ったら、ミュージカルで終わった。