「保身 積水ハウス、クーデターの深層」

「保身 積水ハウス、クーデターの深層」を読んだ。面白かった。地面師事件と積水ハウスクーデターの流れを客観的な裁判資料やインタビューから再構成していて、すげーなーと感心しながら一気に読めた。

これ読むとあの事件の見方が変わるなあ。全然精緻な犯罪じゃない。穴だらけのなぜ成功したのか不思議なくらいショボい事件だ。

が、肝心の「なぜ阿部社長はこんな詐欺と判っている取引を進めたのか」という話が謎のまま終わってるので、消化不良。