新しいパルコ劇場での三谷幸喜初作品、「大地」を配信で見た。7/18(土)17:00の回。
配信の質は十分だった。
最初ちょっとざらっとした動きだなと思ったが途中で気にならなくなった。fpsの問題かもしれないが、たぶん暗いからだと思う。
配信途中、一回だけカクッとなったとこがあったがそれ以外は通信は問題なし。chromecastに対応してたので、PCからテレビにキャストして、ソファに座ってテレビで見た。
1番心配してた音も問題なく、台詞も全部聞き取れた。生放送でこれやるの大変そう。ピンマイク付けてるのだろうか。
カメラやディレクションも三谷さんの作品を長年撮ってるチームが担当したと言う前評判の通りで、素晴らしいカメラワークと画質だった。
ちなみに公式サポートはPCとスマホのみで、テレビ視聴はstreaming+ではサポート外とのこと。
作品の中身は、可もなく不可もなく。全体的に暗い。所々笑えるところはある。ラストがあまりスッキリしない後味の悪い。「コロナ禍がなければ佳作」と誰かが言ってたが、私も同じ感想だ。
制作の裏側を描いた作品としては、「ショーマストゴーオン」や「笑の大学」、「ラヂヲの時間」なんかの昔の作品に比べると、役者の矜持を描いた作品としては少し弱いような。役者の苦悩とかがあまり見えず、大泉洋は結局何だったんだ?と言う感想になってしまった。私の読みが浅いのだろうか。
でも配信は素晴らしかった。これで3000円は安い。幕間のインタビューも面白かった。できれば開幕前30分くらい前からカメラを繋げてくれると、配信開始に備えられて良い。実際は開演15分前に画面切り替え、開演数分前に会場カメラに切り替えで、忙しない。
逆に言うと、これが、パルコ劇場再開三谷幸喜新作、大泉洋主演と言う看板が無かったら、なかなか見ようという感じにはならない気がする。
たぶん、川平の「ショーガール」の方が楽しめる気がする。
当初、「大地」と「ショーガール」のセットチケットを買ったのだが、払い戻しになってしまった。再販売では「一人一枚」という制限のため、購入を諦めた。配信で見られて良かった。