「セブン・イレブンの正体」

セブン‐イレブンの正体
古川 琢也 金曜日取材班
金曜日
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コンビニ業界のみならず、現在小売り業界の王者セブンの店舗オーナーは、本部からの締め付けが厳しいよ!という告発本。

可もなく不可もなくって感じでしょうか。まず、内容が薄い。1時間ぐらいで読めちゃうほど内容が薄くて、主に本部がフランチャイズに対していじめみたいなピンハネしてるという話一本なんですが、なんというか、日経BPの5ページぐらいの特集記事にまとめられそうな薄さです。割と知ってる話が多かったというのもありますが。

あと、全体的に非常に悪意に満ちた文章で構成されてて、セブン・イレブンの功績とかは一切無視というのもどうかと。個人的に、セブンっていつ行っても品切れがないコンビニという割とプラスのイメージがあるのですが、その裏には膨大な廃棄と値引き販売禁止の締め付けが厳しい(先日公取から叱られてましたね)とかまぁそんな話でした。

できれば、コンビニ業界の歴史とか、他のコンビニとの比較とか、成功したオーナーの話とか、もうちょっと他の話もあれば面白い本になったのかなと思います。
☆☆☆★★