「狼と香辛料」

狼と香辛料 (電撃文庫)
支倉 凍砂
メディアワークス
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いまいま流行ってるラノベを読んでみる。というテーマで本屋で1時間以上かけて選んだ本がこれ、「狼と香辛料」でした。行商人のロレンスと豊穣の神である賢狼ホロの2人が旅をするというファンタジー物語です。

内容はどうだったかというと、流石いまいま平台1面占領してるラノベだけあって(w、面白かったです。本の流れとしては、大きな組織とギリギリの駆け引きをするという大きなストーリーがあるのですが、一番面白いのは、やっぱロレンスとホロの他愛もないやりとりだったと思います。この( ̄ー ̄)ニヤリッとするようなツンデレ会話が楽しめる人であれば、この小説は”当たり”だと思います。

ただ、全体的に話が単調な感じで、ファンタジーだからこんなもんかなという(普段読まないので判らない)。たとえば、クライマックスのひとつである追いかけっこのシーンがあるのですが、そこは新宿鮫不夜城みたいな背筋がゾクゾクするような追いかけっこに比べると少し弱いかなぁとは思いましたが、そこはそれ。ファンタジーですから。たぶん。

続きが読みたいか?と言われると、うーん、機会があれば、、って感じですが、とりあえず、「最近わっちって言ってるヤシ多いけどあれなに?」って思ってる人が試しに読んでみる分には、十分楽しめるはずです。

☆☆☆☆★