1990年代前半、誰もが倒産すると信じて疑わなかったグローバルカンパニーIBMを、マッキンゼー出身のCEOルイス・ガースナーがどうやって再建したかを書いた自伝。
前から読もうとは思っていたのですがやっと読めました。
MBAとか戦コン目指す人は必読だと思いました。
まさに最高経営責任者・CEOの鏡とでも言いましょうか、戦略は立てるだけじゃなくて、インプリメント(戦略の実行)が大事で、インプリこそが大変だけどやりがいがある仕事なのだ、というのを体現しています。
硬直化、官僚化したIBMという超巨大組織の企業文化を、戦略、評価、制度、報酬等々あらゆる面から見直していく過程は、まさにケースメソッド。
戦略・計画はこうやって実行するのだ、こうやらないと意義のあるインプリは完遂できないのだ、って感じ。
にしても、もっとマッキンゼーっぽいガツガツした人かと思ってたら、非常に真摯で聡明、ロジカルな人ですね。。。
まぁ、戦コンの方はみんなロジカルなんですが。。。