「業務システムのための上流工程入門―要件定義から分析・設計まで」

業務システムというものを構築する場合、「どういうシステムを作るか決める」という上流工程と、「決まった仕様のシステムを作る」という下流工程とに、大きく分かれるのですが、その上流工程について、とりわけ「基本設計(外部設計)」と呼ばれる工程についてのhowto本。

とにかく上流で絶対に必要とされるのが、クライアントとの密なコミュニケーションで、そのためにSEに必要とされる能力で最も大事なのが、「図にする能力」であると言われています。

では、どうやって図解して、どうやってクライアントの業務を理解して、どうやってコミュニケーションを取って、どうやればクライアントにとって価値のあるシステムが設計できるかを、具体的に例示して詳述しています。

要件定義とか基本設計とかやるようになったけど、やって初めて判る「どうやってやんの?」っていう疑問に、まぁまぁ答えてくれる入門書。

・・・、こんな風にできたらいいな(笑)。