「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

  • 作者:東野 圭吾
  • 発売日: 2020/11/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

東野圭吾の小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を読んだ。イマイチだった。

まず前半が全然面白くなくて話が冗長で読んでてしんどかった。オチもあんまり面白いオチではなく、特に驚きも感動もなかった。

ただ、若い女性とカッコいいオヤジの話で、映画にしやすそうだな、と思った。絵もトリッキーな絵にしやすそうだし。

逆に人間ドラマはほとんどなく、ズッコケのようなミステリだった。

本格フーダニットと言えばそうかもしれないが、それにしては魅力的な謎もトリックもなく、という感じだった。

「まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか」

新書「まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか」を読んだ。面白かった。具体例が多く、日本のも海外のもあり、しかも多くが実名入りの具体例で面白かった。

日本の観光産業はインバウンドより国内消費の方が圧倒的に多いという具体的な数字の話や、種麹メーカーが、応募要項の業務内容の魅力が伝わらなず、グローバルマーケティング業務という業務内容をきちんと説明し直したらしたら応募が殺到したとか、例が簡潔かつ具体的で面白かった。

「アメリカン・ファクトリー」

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映画「アメリカン・ファクトリー」を見ました。可もなく不可もなく。米国の工場と中国の工場の違いが見られたのは良かった。特に何か最後に起きたりせず、淡々と2つの国の違いを描いていて、不思議な映画だった。

これ、どういう経緯で撮ったんだろう、と不思議になるくらい内部映像で溢れていて、再現映像かと思ってしまうほど、お互いの悪口を言うシーンとかが普通に撮影されているのが不思議だった。

「火花」

ドラマ「火花」を見た。最後の方はやや面白いが、全体的に冗長で、見ててしんどかった。

絵は日本のドラマとは思えない良い絵で、現代日本でもこんな映画みたいなドラマが作れるんだなぁと思った。中身は、ちょっとテンポが悪い。ダラダラしたシーケンスが結構続くので、早送りしたくなることが多い。中編小説を10話のドラマにするのは無理があるのか。。。

役者は良くて、絵も金かかってて良いのに、途中見てて飽きてきた。。。

売れてくところは感情移入できて面白いな。芸人が売れ始めるときってこんな感じなのかなぁ。

でも、ドラマ火花に出てくる役者、漫才の喋り上手いよな。凄い。

つかこれNetflix、よしもと製作で、NHKで放送したのか。すごいな。

脇役が無駄に豪華なのは、善し悪しかな。。。

これと比べると全裸監督は話が詰まっててテンポ良かったな。

ドラマ火花、最後の方、少し面白くなるけど相変わらずテンポが悪い。でもこの芸人が辞めるってたぶん非常にありふれた話なんだろうけどあんまりよく知らない世界だよな。

でもたぶん芸人の世界に本気で飛び込んだけど食えなくてやめていく芸人なんてごまんといるありふれた話なんだろうけど。まぁ、若手の転職話みたいなもんか。

芸人が辞めてくなんてもっとありふれてて、「へぇ、わかった」で終わりなのが普通なんだろうな。

「黒い司法 0%からの奇跡」

映画「黒い司法 0%からの奇跡」を見ました。面白かった。実話をベースにした物語で、割と悲惨な話なので、面白かったとは言いにくい作品なのですが、結末を知らずにみたので、結果はどうなるんだろう、、、という風に楽しめました。

人種差別と冤罪裁判の話で、米国の警察は人種差別が激しいのは今もよくニュースで見るが、検察も裁判所も人種差別が厳しいという話で、見ててしんどい。

「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」

映画「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」を見た。可もなく不可もなく。ドキュメンタリー映画としては普通だが、内容が非常に後味悪い。特に、ヘンリー・ポールソン元アメリカ合衆国財務長官・元ゴールドマンサックスCEOは、全財産没収して刑務所に入るべきなのに、のうのうと金持ちのまま生きているのが凄い。東電の勝俣恒久元会長と同じだな。

「ザ・サーペント」

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ドラマ「ザ・サーペント」を見た。面白かった。1970年代のタイを舞台にしドラマで、絵は金かかってるし、内容も実話ベースの殺人鬼の話で、面白い。悲惨だけど。古い絵と新しい絵のつなぎがうまい。

役者がみんな良かった。主役のアランも良かったし、もう一人の主人公の外交官も良かった。ヒロインのモニク役のジェナ・コールマンが悪役で美人で不幸で凄い。アジェイも悪役が決まってた。

英語が多めだけど、タイ語、フランス語や色んな言語が飛び交っていたのも良かった。

実話ベースなので、お決まりの展開みたいなのがなく、その分、時系列を複雑にすることで飽きない構成にしていた。

アメリカン・クライム・ストーリー」や「マインド・ハンター」みたいな実話ベースの犯罪ストーリーが好きなので、「ザ・サーペント」も楽しめました。