「採用基準」

「採用基準」と言う本を読んだ。
面白かった。
内容はタイトルとはだいぶ離れていて、リーダーシップ論一色だった。その割にはリーダーシップの定義がいまいち曖昧。
あとはあとがきにも書かれてるが、とにかくマッキンゼー礼賛一色で、それはそれでいいんだけど、そんな素晴らしいマッキンゼーをなぜ辞めたのかについてほとんど書かれてないところが、さらにイマイチだった。
よくあるはてなの退職しましたエントリと同じで、前の会社はとにかく最高でした、でも辞めます、の間がない。新しいことをやりたいとか外に出る必要があったみたいなどうでもいいことしか書いてない。
ただ、この本の本論であるリーダーシップ論については、曖昧な定義を除けば、とても詳しく書いてあって、面白かった。
ひたすらマッキンゼーのことしか書いてないので、「採用基準」なんて就活本みたいなタイトルではなく、「マッキンゼーが求めるリーダーシップ」というタイトルにしてマッキンゼー入社案内の副読本として配ればちょうどいいのではないだろうか。