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「空き家問題」

読書 ☆☆★★★

空きや問題に関する新書「空き家問題」を読んだ。
イマイチだった。
空き家に関する概論は人口減、固定資産税みたいな話で目新しい話はないのはしょうがない。著者の見聞きした具体的エピソードが入っていて面白いけど、ところどころデータに基づかない雑な主張が入ってるとこが弱い。
「地方の若者はきつい仕事は真っ平御免」みたいな話がいきなり出てきて、東大コンサル出身の凄い経歴系の人とは思えない雑なロジックが気になった。
女性週刊誌のライターがテキトーな取材をもとに書いた特集記事レベルなので、逆に言えば、そういう前提で読めば面白いかも知れない。
例えばマンション販売現場に来た、高台の高級住宅地に住む高齢者が広い戸建てを持て余して、駅近のマンションを買おうとするが戸建てが売れずに諦める話とかは、面白かった。
が、このレベルのエピソードは週刊誌にでも任せておけばいいとも思った。
具体的なエピソードが面白いとも言えるが、もうちょっとデータの裏付けがほしい。
「東京はアジアのなかの田舎」みたいな話も、知人の話をちょっと広げただけでロジックとしては弱い。
昨日読んだ橘玲の本がデータとロジックで淡々と主張を積み重ねているのと対照的というか、作家の橘玲が論理的で、東大コンサル出自の著者のロジックが弱いって逆じゃん、とか思った。