矢口史靖監督の映画「ロボジー」を見た。
イマイチだった。
脚本の完成度が低い。
ストーリーにカタルシスがないし、コメディとしてもいまいちだし、全体的に弱い映画だった。
くすっと笑えるシーンはいくつかあるのだが、「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」「ハッピーフライト」といった面白かった前作に比べ、本作はあまり面白くない。
「保身のためにウソを重ねて破綻する」という三谷幸喜の脚本みたいな展開なのだが、三谷脚本ほど突き抜けていなく、笑えるコメディに徹するのでもなく、何かを達成するわけでもなく、色んなところが消化不良な作品だった。
唯一面白かったのは、ロボットオタク学生を演じる吉高由里子の演技が、とても個性的だった。
他はすべてイマイチ。
矢口監督ほどの監督がなぜこのレベルの脚本で完成を急いだのか判らない。
☆☆★★★
