「津波の墓標」

震災の被災地の状況を綴ったルポルタージュ「津波の墓標」を読んでみました。
とても良い本だったと思います。
震災の被災地で起きていたことや、どう考えていたかが、読みやすく語られていたと思います。
これを読むと、被災者もボランティアも関係者もすべて人間であり、いい人も悪い人もいるということがわかる。
被災者だからみんな可哀相というわけではないし、ボランティアの中にも悪い人はいるし、店の物を略奪する人だって仕方なくやってる人もいるし、自衛隊や警察の人だって辛いし、マスコミだって全てが悪人というわけではないというのが判る。
大規模な災害が起きたときに人はどのように行動し、どう考えるかが理解できるようになる本だと思いました。
☆☆☆☆★