東京の副知事になってみたら(小学館101新書)posted with amazlet at 12.12.30小学館 (2012-12-03)
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猪瀬さんが都知事になったので読んでみました。『副知事になった作家、3年に及ぶ格闘の記録』。
面白かった。
特に面白かったのは、中央官庁の役人との折衝の話。
これだけ財政難なのに紀尾井町に高層タワー参議院宿舎を新築しようと画策する参議院職員と都の折衝が例に出てきて、官僚を黙らせる過程が面白かったです。
こういう官僚との戦い方を知ってる人がもっと政治家に増えるといいなぁと思いました。
あとは近代都市東京の諸問題についても、非常に分かりやすく読みやすく書かれていた。
地方分権とか地下鉄とか高速道路とか社会保障とか。
また、役人がいかに世間離れしてるかを表すエピソードとして、都が募っている募金が足りないので土日に都の職員が街頭に出て寄付を募ろう、という話になって、職員がこっそり目標寄付金額を遥かに上回る土日手当を出そうとしてたのを止めさせた話には飽きれたというか、役人の発想にはついて行けない。
☆☆☆☆★
