「僕は君たちに武器を配りたい」

僕は君たちに武器を配りたい
瀧本 哲史
講談社
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2010年代の資本主義社会の生き方指南書、「僕は君たちに武器を配りたい」を読んでみました。
面白かったと思います。例えば「IT、英語、会計」というのは奴隷になるための学問であるとか、マーケターやインベスターという生き方の分け方は、言われてみれば確かにそうかもなぁという話でした。
ただ、前回読んだ「武器としての決断思考」もそうだったのですが、これってマッチョ向けの本なんですよね。マッチョがより逞しく生きるための指南書なので、一般庶民がこれをマネしてもあまり意味がないなぁと思いました。
逆に言えば、一般庶民がマッチョの生態を知るために読むなら、いい本だと思いました。判りやすいですし。
マーケットの作り方例として出てきた「女子会」というのは、リクルートが自宅通いの女性が貯めた金を使ってもらうために考えたコンセプトって、知らなかった。L25とホットペッパーのクーポンがその手段。
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