「試験勉強の技術」

柴田孝之さんの「試験勉強の技術」を読んだ。機械的合格法でお馴染み、LEC司法試験担当の柴田講師の本。

イマイチだった。「あらゆる「試験」に強くなる。誰でも必ず能力が上がる方法を具体的に解説」という触れ込みだが、どんな試験にもあてはまるように汎用性を重視した結果、具体性に欠ける内容となってしまい、中途半端な勉強法が延々書かれた書籍になってしまった。

確かにどの試験にも通底する「技術」は大事なので役立つが、ここに書かれていることを応用するには結構な力がいる。例えばここに書かれた「参考書の選び方」は情報処理試験には応用できるが、「スクールの選び方と勉強の進め方」とかはおそらくあてはまらない、みたいな感じ。

著者の本流なので司法試験の例がよく出てくるけど、司法試験の勉強方法だったら他にもっと具体的な勉強本があるだろうし、その他の試験だとこの本で定立された規範をあてはめるのもめんどくさいので、それ相応の専門的なhowto本や参考書を買った方がいい。
☆☆★★★