道尾秀介のミステリ小説「シャドウ」を読んでみました。
本屋さんの平積みで話題になってる未読の作家を試しに読んでみようという趣旨で手に取ることがあるのですが、これもそんな感じでした。
可もなく不可もなく、、、って感じでした。つまらなくはないんですが、これは面白い!というほどでもなく。未読の作家さんは最初の一冊が大事だと思っているので、これもこのミス'06第三位という線で「最初の一冊」に選んでみたのですが、のめりこむほどでなかったです。期待が大きすぎたのか、、、。
人物造形は割と面白いのですが、過去のトラウマとかがありきたりすぎてつまんなかったのと、ミステリ部分の解決編は説明的すぎて、本格系によくある「だからなに?」的な展開がちょっとなぁという感じでした。
ただ、全体的な面白さや読みやすさは、最後まで読める程度にはマシだったので(偉そう)、話題作と名高い『向日葵の咲かない夏』ぐらいは読んでみようかと。3.5点ぐらい。近日文庫化。
☆☆☆★★