「だまされないための年金・医療・介護入門」

「一番判りやすい日本の社会制度の本」by 金融日記ということで読んでみました。「だまされないための年金・医療・介護入門」。

判りやすかったですが、判りやすかった分、読んでてしんどかったです。日本の社会保障制度がいかにひどいかという話と、年金制度は「賦課方式」から「積立方式」に制度を変えて、他もひとつづつ改善していけば明るい未来になるよ、ということを提案していてそこはなるほど、、、という感じでした。

しかしながら、個人的な感想としては、これから少子高齢化の中で高齢者による高齢者のための国となり、日本は未来に向かってゆっくり滅んでゆく、、、という風にしか読めなかった。。。いや、なんとなく判ってはいたものの、やっぱそうだよね、、、っていう。

この社会保障の話がいくら判りやすいとは言え、選挙の論点に組み込むには複雑すぎるので、これを全部判った人がうまく当選して制度化して欲しい。けど、選挙=多数決=高齢者多数&若者投票率低いという現実には、なかなか対抗しづらい。なので、平等選挙の原則をちょっと変えて、20代の一票=年金受給者の三票ぐらいの改革とかしないとだめじゃん?とかおもた。
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