東野圭吾の最新作。2週間前に出たばっかだぜ。
すっごく面白かった。両親を殺された兄弟妹の3人の絆をテーマにした物語で、東野小説の新境地と言ってもいい出色の出来。
冒頭の殺人が起こるエピソードの部分からぐっと引き込まて、ちょっと長かったため中だるみしたところもありましたが、最後は読み終わるのが惜しいぐらいでした。
特に、途中から「いったいこの先どうなるのか」という期待と不安がぐごごごごっと大きくなったのですが、その両方に十分応えるものでした。読み終わったあとはかなりじーんと来ました。
でもハヤシライスの味をヒントに犯人を探し当てようとするところは、なんか「美味しんぼ殺人事件」みたいなノリだった。
…って、抽象的な感想文ですね(^^;。何を言ってもネタバレになるからしょうがない。あまり予備知識は仕入れずに是非。今年の「このミス」ベスト3は間違いない。