「なぜ会社は変われないのか―危機突破の企業風土改革」

ヨコハマ自動車部品という架空の会社、大手自動車メーカーの部品製造下請けの会社が、会社を変えていく、小説風の企業風土の改革物語。

日本版「ザ・ゴール」といった感じで面白かったです。

前半の改革プロジェクト立ち上げのところは正直読んでてダルかったのですが、改革が波に乗ってきたあたりからラストの大ピンチまでは面白く読めました。

会社の風土を変えるために必要なのは『対話』で、同じ対話でも、会議・ミーティング・まじめな雑談と、目的によってその集合形式を変えるという話はなるほどという感じでした。

以前、攻殻機動隊 S.A.C の神山監督が「刀の錆は砥石で落とす。心の錆は対話で落とす。」とインタビューで言っていたのを思い出した。

「どうせ言ってもムダ」というのが、最近の私の口グセのひとつなので、ちょっと反省。