「ザ・コーポレーション」

この映画は、企業が持つ負の特性について、インタビューを中心に構成されるドキュメンタリー系映画。

つまらなくはないんだが、踏み込みが弱い。そもそも、ここで言われている企業の負の特性というのは、企業の特性というよりかは、資本主義の特性のひとつではないだろうか。そこを環境汚染やら労働環境と言った現象面だけに話をしぼっているため、マクロ的視点が欠けてしまい、ドキュメンタリーとしては掘り下げ方が弱い気がする。

それに加えて、これだけのことを伝えるにしては、ちょっと尺が長すぎる。

また、この映画は渋谷のアップリンクXで観たんですが、狭いのは仕方がないとしても、これは字幕なので字幕が見えないのは致命的なんです。上映開始後に客入れるのはやめて下さい。開演後に、いちばん前に座ったカップルのせいで、字幕が見えるよう調整して座ってた後ろにひとみんなが迷惑してました。。。