「東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン」

リリー・フランキーというと、J-WAVEで毒舌パーソナリティやってるというイメージしかなかったんだが、それを、いい意味で裏切る良書。テーマは母子。

ちょうど僕らの世代が読むと、いまの自分や少し先の自分と重ね合わせてしまうのではないだろうか。僕はフツーに涙もろいので、最期の方とか涙腺緩くして読んでしまいました。

これもリリー・フランキーに「飲み屋のオカマが『人は汚れれば汚れるほど、涙もろくなる』って言ってたよ」と一蹴されちゃうんだろうな(苦笑)。

くしくも、昨日のラジオで「そういえば、オトンに会ったら・・・」って話してて、あぁ、この人はこの本を書いた人なんだなって実感した。

炭坑町から東京の大学に出てくるあたりは、現代版「青春の門」みたいだなぁ、とも。