ノンフィクション「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」を読んだ。面白かった。ナニワ金融道、正直不動産、クソ物件オブザイヤーに比肩する不動産詐欺話。実話なので、地面師というものの手口や仕組みを知ることができるのが面白い。ただ、地面師は殺人とかが起こるわけではないので、基本地味かつ人物関係が複雑なので、前半の面白さに比べると、後半は段々同じような話にちょっと飽きてしまった。が、充分面白かった。
「わたしの好きな街: 独断と偏愛の東京」
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」見ました。可もなく不可もなく。長い。見終わった第一感想は、長い。
絵は凄い。金かかってる。
でも脚本が詰め込みすぎて、伏線の回収が雑で、展開も雑で、誰にも感情移入できない。唯一、星団のみんなが助けに来てくれたところが良かったけど、これも展開が雑で見え見えなので、感動が薄い。
JJエイブラム的にはうまく纏めたつもりなのかもしれないが、詰め込みすぎで説明セリフばかりで感情移入する余裕がない。
感情が揺れる人が二人いて、しかも主人公の二人、レイとレンの二人とも揺れてて、どっちかにしろよ、って思ってしまう。主人公二人が揺れてて、しかも、悪の側もファーストオーダーとシスと二重構造になってて、とにかく全体的に判りにくい。
あと、セクシーな女戦士が出てきて、ずっとマスク被ってて目だけ出てきて、誰かと思ったら、ジアメリカンズのケリー・ラッセルだった。
「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 シーズン1」
「ブルックリン・ナイン-ナイン シーズン2」
「ブルックリン・ナイン-ナイン シーズン2」を見ました。面白かった。シーズン1を初めて見たときのインパクトに比べると少し落ち着いた感じだが、それでも相変わらずのテンポの良さと個性的なキャラが面白くて、20分という短さもあって、気軽に見ることが出来ました。シーズン3はまた見たくなったら見ようかな。
「裏カジノディーラー」
事実をベースにした小説「裏カジノディーラー」を読んだ。とても面白かった。
著者のこれまでの経験をベースにした小説なので、いわゆるミステリ小説の創作的な盛り上がりはあまりないし、小説家ではないせいか文章の上手さはそれほどでもないが、それでも「事実は小説よりも奇なり」という感じで、充分面白いストーリーだった。
まず、裏カジノという違法業界の世界を知ることができて面白い。また、違法な業界といえども、カジノディーラーはあくまでカジノで仕事をする職人であり、職人の成長ストーリーとしても楽しめる。
手仕事と呼ばれるイカサマをしかけて、金持ちの客(太い客)をいかに楽しませて儲けるかというのは、投資詐欺とか生命保険の勧誘に似てるなと思った。
専門用語や業界の説明が最小限で、判りづらいところもあるが、簡潔で読みやすかった。
こういう事実をベースにしたフィクションをドラマにするのが流行ってるので、ぜひNetflixあたりでドラマにしてほしいなぁと思った。