「殿、利息でござる!」

映画「殿、利息でござる!」を見ました。
面白かった。
金を集めるという話は人の性格をあらわにするのでそこを面白おかしく表現してて面白かった。
また役者が芸達者な人たちが多くて、コミカルな演技が見てて楽しめました。
あと江戸時代の建物や風景が大道具っぽくなくてきれいな絵だと思いました。
気になったのは、実話をベースにしてるせいか、映画によくある最後の典型的な盛り上がりがなく終わったなぁ、というところぐらいか。
藩主のお殿様役がフィギュアスケート羽生結弦に似てるなぁと思ったら本人だった、こんなことやってたのか。

「コンビニ人間」

小説「コンビニ人間」を読んだ。
面白かった。
現代日本人を抉っててなんか読んでてしんどかった。
この世は無自覚な悪意に満ちた人と、アドバイスしたい人で溢れている。
2chの落書きみたいな言説の人が出てくるのだが、その人がいきなりチャラいことを言い出す場面、それに騙される妹が変な感じだった。
登場人物が近代文学小説に出てきそうな人たちだなあ、と思った。

「マンションは日本人を幸せにするか」

住宅ジャーナリストによる新書「マンションは日本人を幸せにするか」を読んだ。
エッセイというかコラムとしては面白いが、新書としてはイマイチ。
昨日読んだ「老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路」に比べると、データによる仮説の検証とか政策の提案とかはなくて、「タワーマンションは健康に悪い」とかを雑な論理で展開しているが、マンションエッセイ集として読む分には読みやすくて良いのかもしれない。
「「マンションは10年で買い替えなさい」という人もいるが一般人にはアクロバティックすぎる」というのはその通りだと思った。

「老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路」

空き家の原因と対策について書かれた本「老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路」を読みました。
面白かった。
学者が書いた本なのでデータが多めだが、空き家急増の原因として、無計画な都市計画が原因という仮説を立てて、それを検証する形になっているため、割と読み物としても読むことができました。

「「やりがいのある仕事」という幻想」

小説家森博嗣の仕事にかんするエッセイ集を読んだ。可もなく不可もなく。いつものサバサバした感じの内容で、特に内容がなく、あまり面白いという感じではなかった。

「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」

USJマーケティング責任者による「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」を読んだ。
面白かった。
USJのV字回復の過程を読みやすく具体的に書いてあって楽しめました。
別の本で、「この本はハリーポッターの宣伝活動の起爆剤として書いた」というのを知って読んでみました。

「インプレッションズ」

竹内まりやのフォト&エッセイ集「インプレッションズ」を読みました。
面白かった。
フォト&エッセイ集となってますが、メインはロッキンオンのようなロングインタビュー。
竹内まりやが自身のの生い立ちや音楽について語りおろしていて、留学や山下達郎の話が特に面白かった。